日本株は堅調、資源や保険買われる

人工知能(AI)向け半導体メーカー大手の米エヌビディアの決算を通過し、様子見姿勢を強めていた投資家が買いを入れやすくなった。週間在庫データの減少で海外原油先物が高かった流れから鉱業や石油など資源セクターが高い。米保険アスペンの買収で合意したSOMPOホールディングスなど保険株も上げている。

富国生命保険の野崎誠一有価証券部長は「エヌビディアの決算を終え、買いを手控えていた投資家が動き出した」と指摘。また、日本銀行の利上げ観測などを背景にバリュー株に資金が入っているとし、「今後もバリュー株買いの流れは強まりそうだ」とみている。

  2年国債入札を控えるこの日、日銀の中川順子審議委員は山口県金融経済懇談会であいさつし、各国通商政策など巡る不確実性が高い状況は続いており、金融政策運営は今後のデータや情報を丁寧に確認し、適切に判断していくと述べた。

  TOPIXを構成する1679銘柄中、上昇は917、下落は662。33業種は鉱業のほか、非鉄金属や証券・商品先物取引、石油・石炭製品、保険、医薬品、銀行など27業種が高く、小売りや繊維製品、その他製品など6業種は安い。

  売買代金上位ではソフトバンクグループやサンリオ、日立製作所、INPEX、大阪チタニウムテクノロジーズなどが上げ、アドバンテストやディスコ、ニコン、良品計画、富士通などには売りが優勢だ。

  エヌビディアは第3四半期(8-10月)の慎重な売上高見通しを示し、株価が時間外取引で下落。半導体関連セクターのさえない値動きにつながっているほか、朝方に主要株価指数が下げる一因となった。

  ただ、アセットマネジメントOneの荻原健エグゼクティブストラテジストは、エヌビディアの決算は中国関連に不透明感があるものの、それ以外はそれほど悪くないと受け止めていた。

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